カテゴリ:不動産の知識(札幌) / 投稿日付:2024/03/01 00:00
皆さま、こんにちは。
今回のブログテーマは「マンション価格はこれから下がる?価格の予測と投資用・居住用の買い時を解説(前編)」です。
マンションの購入を検討している方にとって、これから価格が下がるかどうかは非常に気になるポイントだと思います。
しかし、残念ながらさまざまな要因を冷静に見ると、これからマンションの価格が下がるとは考えにくい状況です。
本ブログでは、マンションの価格がこれから下がるかについてと、
投資用と居住用それぞれのマンションの買い時を詳しく解説します。
マンション価格は上昇し続けている
これまでのマンション価格の動向を、株式会社不動産経済研究所がまとめたデータで見てみましょう。
2022年の都区部(23区)の新築マンション平均価格は8,236万円と、2021年の8,293万円とはほぼ横ばいであるものの、
2020年の7,712万円からは524万円、2017年からは1,147万円も上昇しています。
都区部の新築マンション平均価格動向(単位:万円)
出典:株式会社不動産経済研究所
2017年からこれまで、コロナウイルスの感染が拡大した2020年を経ても、
価格は大きく下がることなく上昇し続けていることがわかります。
こうした動向を見ると今後も劇的な経済状況の変化がなければ、
マンション価格が大きく下落することは考えにくいと言えそうです。
マンション価格は下がりにくいと予測する要因
さらに今後を予測するうえで、マンション価格が下がりにくいと考えられる2つの要因があります。
物件の供給不足
まず1つ目の要因として、マンションの供給不足が挙げられます。
先ほどの不動産経済研究所の最新の調査によると、2023年4月の首都圏新築マンション供給戸数は、
前年同月比マイナス30.3%と減少しています。
これは都心のマンション建設に適した土地が減ったこと、
後述する建築資材の価格高騰から不動産会社がマンション建築に慎重なことなどが原因として考えられます。
しかし一方で、契約率は73.7%と高く、マンションを買い求める人は決して減っていないことがわかります。
つまり、マンションの供給数が減っているものの、買い求める人は変わらないため、
価格は下がらないどころか条件の良い物件は上昇することさえ考えられます。
建築資材の価格高騰
もう1つのマンション価格が下がりにくいと考えられる要因は、建築資材の価格高騰です。
コロナ禍の不況から回復し始めたアメリカや中国に、一昨年から世界の建築資材が流れるようになり、
木材や鉄鋼の価格が上昇していました。
そこへ追い打ちをかけるようにロシアによるウクライナ侵攻が始まり、鉄鋼などがさらに供給不安となって値上がりしています。
この影響からマンション価格の高騰と、不動産会社の建築を控える動きが起きているのです。
今後ロシアとウクライナの紛争が収束したとしても、一度上昇した鉄鋼などの価格が以前のように戻るとは考えにくいでしょう。
また、アメリカや中国といった大国に建築資材が流れる動きも変わらないと思われ、
待てば待つほどマンション価格は上がっていくことさえ懸念されます。
前編は以上です。
マンション価格はこれから下がる?価格の予測と投資用・居住用の買い時を解説
┗ 参考:https://dear-reicious-online.jp/archives/1328
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