カテゴリ:不動産の知識(札幌) / 投稿日付:2023/10/20 00:00
本ブログでは、マンション経営をする前に知っておきたい情報をお届けします。
1分ほどで読める内容ですので、ノウハウをぜひ身につけてください。
今回のテーマは「不動産をポートフォリオに組み入れるメリットとは?(1)」です。
貯蓄だけでは将来の不安が拭えない現代、お金に対する人々の意識は「貯蓄」から「資産運用」へと変わりつつあります。
その方法は上場株や投資信託の購入、マンション経営と様々です。
資産運用はお金がお金を生み出す行為で、自ら働かなくても得られる不労所得の代表格といえるでしょう。
政府は2014年から、毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる「NISA(ニーサ)」を導入し、
個人の資産形成をサポートするようになりました。
2023年には「新NISA」制度に移り変わり、さらにサポート体制が整いました。
これにより、多くの人たちは資産運用の重要性に気づき始めています。
資産運用する際に大事なのが、適切なポートフォリオを作成して計画的に運用することです。
本ブログでは、ポートフォリオの重要性を考えるとともに、不動産をポートフォリオに組み入れるメリットについて解説します。
1.資産運用の基本は分散投資
資産運用の基本に分散投資という考え方があります。
分散投資とは、投資対象を多様化させて、資産全体で価格変動リスクを低減し、良い運用成績をあげようとするものです。
投資対象となる資産には、株式・投資信託・国債・社債・FX(外国為替証拠金取引)・不動産などさまざまな種類があり、
それぞれでリスクとリターンが異なります。
例えば、価値が上昇している資産に集中的に投資すれば効率良く資産を最大化できますが、
価値が急速に下落すれば資産も急速に目減りします。
1-1.投資の格言「卵はひとつのカゴに盛るな」
投資の格言に、「卵はひとつのカゴに盛るな」というものがあります。
これは卵をひとつのカゴで運ぶと、落としたときに全部割れてしまうという意味です。
そうならないために、複数のカゴに分けて運ぶ必要があることを諭しています。資産運用もこれと同じです。
異なる値動き・異なるリスクとリターンの資産を組み合わせることで、
資産全体の価値の変動を緩やかなものにし、リスクを低減するわけです。
分散投資の具体的な方法は以下の4つです。
1-2.アセットアロケーションとは
まず、自分がどの程度の収益を上げたいのか、「目標リターン」を設定します。
次に、その目標を達成するために、どの程度のリスクが取れるのか「リスク許容度」を決めます。
その目標リターンとリスク許容度に合わせて、資産配分を決めるのです。これを「アセットアロケーション」といいます。
例えば、「国内株30%、外国株30%、国債10%、国内不動産30%」という資産配分にしたとしましょう。
このアセットアロケーションでは、国内資産70%、海外資産30%に「地域分散」と「通貨分散」され、
株式60%、債券10%、不動産30%に「資産分散」されたことになります。
2.ポートフォリオのメリット・デメリット
資産運用において、ポートフォリオを作成して運用することは極めて重要です。
ポートフォリオとは、自分が持つ資産の商品構成や保有比率を指す言葉です。
ポートフォリオのメリットは、おもに次の3つが考えられます。
1.目標利回りを設定することで運用効率が高まる
2.適切な分散投資を行える
3.リスクコントロールができる
2-1.目標利回りを設定することで運用効率が高まる
1つは、商品ごとの目標利回りを設定することで、運用効率が高まることです。
例えば、目標利回り5%に設定した商品が、目標利回りを超えるくらい値上がりした場合は、
その時点で躊躇なく売却することができます。
逆にある程度の期間を運用して目標利回りから、かけ離れている商品は入れ替える必要があります。
そのように、ポートフォリオの見直しを行うことによって運用成績の向上につながるのです。
2-2.適切な分散投資を行える
2つめのメリットは、適切な分散投資が行えることです。
運用期間や目標利回りによって相応しい商品が異なりますので、ポートフォリオの作成が適切な分散投資につながります。
2-3.リスクコントロールができる
そして3つめが、リスクコントロールができることです。
ポートフォリオを作成することによって、商品ごとにどの程度までリスクを負うか決めることができ、
損失を最小限に抑えることができます。
資産運用において大事なロスカットを一定の基準を決めて行えるのは大きなメリットです。
一方、ポートフォリオのデメリットは、構成する資産の価格帯差が大きいことです。
資産運用商品には、1口数千円の投資信託から1戸数億円の高級マンションまで幅広い価格帯の商品があります。
例えば、運用総資産1億円のうち、不動産が9,000万円で、金融商品と現金が1,000万円であれば、
かなり偏ったポートフォリオになってしまいます。
そのため、価格帯の高い不動産をどの程度の割合で保有するかを考える必要があります。
不動産をポートフォリオに組み入れるメリットとは?
┗ 参考:https://dear-reicious-online.jp/archives/307
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