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札幌市で不動産投資はあり?なし?検討するときに役立つデータ集(後編)
カテゴリ:不動産の知識(札幌)  / 投稿日付:2023/05/20 00:00

本ブログでは、マンション経営をする前に知っておきたい情報をお届けします。

1分ほどで読める内容ですので、ノウハウをぜひ身につけてください。

今回のテーマは「札幌市で不動産投資はあり?なし?検討するときに役立つデータ集(後編)」です。



大都市圏以外の地方都市でマンション経営をしたいと考えている人もいるかと思います。

マンション経営向きの人口の多い地方都市としては、東京をはじめ名古屋市、札幌市、福岡市などがあります。

後編では、札幌市の人口や災害データなどマンション経営を検討するときに役立つデータをご紹介します。



札幌市の「将来の人口見通し」は?

続いて確認したいのは、札幌市内の人口見通しです。そのエリアの将来の人口見通しは、
投資用マンションの空室リスクに影響を与える可能性があります。
人口の減少しているエリアは空室リスクが高まりやすいため、
投資用マンションを長期保有する予定であれば将来の人口見通しのチェックは重要です。


まず、札幌市内の現時点の人口は197万人です。
これはマンション経営で人気の地方都市である福岡市・名古屋市と比較すると、この2都市の中間に位置します 。
人口161万人の福岡市よりも36万人多く、232万人の名古屋市よりも35万人少ないポジションです。

※いずれの都市の人口も2021年7月1日現在(万人以下、切り捨て)


さて札幌市の将来の人口見通しですが、札幌市の予測によると下記のグラフのように2020年〜2025年頃をピークに
徐々に減少していきます。約20年後の2040年後には人口183万人と2021年時点よりも14万人減少すると予測されています。

(引用:札幌市 人口ビジョン

下記のグラフは、出生率の改善によって人口減少ペースが緩やかになったときの想定です。
先ほどご覧いただいた予測では2040年の人口が183万人でしたが、出生率が改善された場合、189〜192万人で推移しています。

(引用:札幌市 人口ビジョン

もし、ほかの大都市と同様に札幌市の人口が停滞・減少したとしても、
晩婚化や未婚率の増加により今後単身世帯は増加していくことが予想されています。
そうなると、札幌の賃貸住宅ニーズ自体は減っても、ワンルームマンションの入居者ニーズは増えていくと考えられます。
安定経営を重視するのであれば、「ワンルームマンションを選択」すると、空室リスクを軽減できると考えられます。



札幌市の大地震など「災害リスク」は?

札幌市の投資用マンションを検討する際、災害リスク(とくに地震による建物損壊)が気になる人もいるでしょう。
「札幌市は災害が少ない都市」という見解もあるようですが、実際には日本のほかの都市と同様、大地震と無縁ではありません。
そのため、災害リスクを意識して慎重に立地選びをする必要があります。


一方、数十年のうちに発生確率が高いといわれる首都直下型地震や南海トラフなどの大地震が発生しても、
遠距離にある札幌市の建物が損壊する可能性は低いと思われます。
首都圏や関西圏に投資用マンションを所有している人は、札幌市の物件を買い増すことで災害リスクを分散することができます。


札幌市を襲った大地震としては、2018年9月に発生した「北海道胆振東部(いぶりとうぶ)地震」が記憶に新しいところです。
この地震ではマグニチュード6.7/最大震度7を計測、札幌市内も震度5〜6の大きな被害を受けています。

(引用:国土交通省 北海道開発局 平成30年北海道胆振東部地震に係る復旧・復興等の状況(第5版)

「北海道胆振東部地震」による北海道および札幌市の具体的な被害状況は次の通りです。

(参照:内閣府 平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震


この地震によって札幌市内の一部地域で地盤沈下が起こりました。
具体的には札幌市南東部の丘陵地帯に位置する清田区などです。
投資用マンション購入時には、対象エリア周辺で「北海道胆振東部地震」のときに地盤沈下が発生しなかったかを
確認すると参考になります。


札幌市のハザードマップでは、札幌市内の立地別の地震リスクが確認できます。
地震以外にも洪水・土砂災害・津波などの災害リスクがチェックできます。


札幌市 災害危険箇所図(ハザードマップ)

https://www.city.sapporo.jp/kikikanri/higoro/hazardmap/hazardmap_index.html



同じ札幌市内でもエリアによって状況は変わる

札幌市のマンション相場や賃料指数は、コロナ禍の影響を受けて現時点ではやや足踏みしている様子が見られます。
ただし、5年〜10年などの長期スパンで見ると、売却時の中古マンション相場や賃料指数は右肩上がりです。


札幌市の将来の人口見通しは、約20年後の2040年は14万人減少と予想されています。
ただ、ほかの大都市と同様、札幌市も単身世帯が増えることが予想されることから
ワンルームマンションの入居者ニーズは安定していると考えられます。


以上が札幌市内全体の状況ですが、同じ札幌市内でもエリアによって
マンション経営で有利・不利、災害リスクは変わってくるでしょう。
投資用マンションを取り扱っている不動産会社に、さらに詳しいヒアリングすることをおすすめします。



札幌市で不動産投資はあり?なし?検討するときに役立つデータ集

┗ 参考:https://dear-reicious-online.jp/archives/1217

 

ご高覧頂きありがとうございました。


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