カテゴリ:不動産の知識(札幌) / 投稿日付:2023/03/03 00:00
本ブログでは、マンション経営をする前に知っておきたい情報をお届けします。
1分ほどで読める内容ですので、ノウハウをぜひ身につけてください。
今回のテーマは「リースバックについて」です。
自宅を利用した資金調達法の一つに、リースバックがあります。
今回はリースバックの概要とメリット、よくあるトラブルについてご紹介します。
リースバックとは
不動産を活用した資金調達の手段の一つ。不動産の売却後も継続して不動産を活用することが可能なのが特徴です。
リースバックを利用して自宅を売却したあとも、そのまま同じ物件を借りることで自宅として生活を続けることができます。
このような特徴があるので、最近注目されている資金調達の手段です。
リースバック方式の仕組み
リースバックを利用するメリット
1.売却後も自宅に住み続けられる
リースバックを利用すれば、家を売却した後も引っ越す必要がありません。
そのため売却した後もライフスタイルの変化を最小限に抑えることが可能です。
物件の利用形態が所有から賃貸に変わるだけで、転勤や転校の心配もなく、賃貸契約期間の途中で解約することも可能です。
2.短期間で自宅を現金化できる
売却時に短期間かつ一括でまとまった現金を受け取れることができます。
資金の使い道に制限はなく、住宅ローンの返済や老後資金、事業資金などに充てることができます。
自宅を売却する場合、仲介会社に売却活動を依頼しても、すぐに買い手が見つかるとは限りませんが、
不動産会社が直接買主となるリースバックであれば、短期間で現金を受け取ることが可能です。
3.短期間で自宅を現金化できる
リースバックで売却した物件を条件次第では将来的に再度購入することも可能です。
不動産売買の契約の際に買い戻し特約を付けることで、いくつかの要件はありますが、
一度売った不動産を買い戻すことができます。
リースバックでよくあるトラブル例
1.家賃を上げられた・家賃が払えない
リースバックの購入者(買取会社)から、家賃の引き上げ請求が来ることもあります。
リースバックにおける月々のリース料(家賃)は、周辺地域の相場より割高に設定されるケースもあるため注意が必要です。
2.勝手に売却された
リースバックした物件に「勝手に売却をしない」という約束があったにもかかわらず売却され、
その後の賃貸契約更新を断られるケースもあります。
リースバックを行う会社は通常の不動産売却もできるため、購入した物件がより高く売れる見込みがあれば、
売却してしまう可能性があることが難点です。
3.家の買い戻しの金額が高い
家賃と同じように、リースバック後の買い戻し金額を、周辺地域の相場より高く設定するケースもあります。
相手の提示した買い戻し金額が払えないとなると、その物件から出ていかない限り、賃貸借契約を更新し続けざるを得ません。
更新のない契約だと、契約満了の時点で家を出ていくことになるでしょう。
4.修繕費の負担で揉めた
リースバックでは貸主と借主間で修繕費の負担に関してトラブルになることがあります。
通常の賃貸借契約では借主の故意過失によらない設備の故障等にかかる修繕費は貸主が負担することが一般的です。
しかしリースバック契約においては、売却後も元所有者が住み続けることから、設備等の不具合の発見が難しいため、
特約で修繕費は借主(元所有者)負担と定められているケースがほとんどです。
5.定期借家契約で契約して、再契約を断られた
リースバックで自宅を売却後、2~3年単位での「定期借家契約」を履行することが多いですが、
「再契約可能」と聞いていたのに、契約満了時に再契約を断られ、トラブルになることがあります。
定期借家契約の再契約を断られるケースは多くはありませんが、借主を退去させて早めに転売したいと考えている
買取会社も存在します。定期借家契約は、貸主に正当事由がなくても再契約を拒否することができ、
そうなれば借主は退去せざるを得えません。
まとめ
リースバックは老後資金の確保や相続の準備をしたい年配の方や老後の生活資金に不安があるので自宅を活用し余裕を得たい、
死亡後は誰も住む人がいないので今のうちに現金化して旅行や趣味などを楽しみたいという方にも向いています。
また相続の際に相続人である子どもたちが分割しやすいように自宅を現金化しておきたいと利用するケースも少なくありません。
住み慣れた自宅を離れたくない方にとっても、賃貸住宅として住み続けられるリースバックは魅力的な選択肢となるでしょう。
リースバックについては以上になります。
ご高覧頂きありがとうございました。
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