カテゴリ:不動産の知識(札幌) / 投稿日付:2022/02/25 00:00
◎REITとは
REIT(リート)は投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、
そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に
配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」とよばれています。
投資者は、REITを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになり、
不動産のプロによる運用の成果を享受することができます。
◎仕組み
資産運用会社、資産保管会社、事務受託会社が
資産家から集めた資金をもとに不動産を購入し、
賃貸運用や売却益の分配を行っています。
不動産運用の収益が上がれば分配金として投資家に還元し、
投資家は利益を得ることが出来ます。
関係会社とは
・資産運用会社
投資不動産の選定、賃貸運用条件の決定、不動産価値を
維持するための修繕計画の立案資金調達などを担います。
・資産保管会社
保有している不動産の資産管理を行っている。
通常、信託銀行が資産保管会社の役割を担います。
・事務受託会社
会計や納税、投資法人債に関する事務を担います。
◎REITが保有する不動産
オフィスビル、ホテル、マンション、商業施設や倉庫などがあります。
1.オフィスビル
立地や設備などに優位性がある物件の場合は安定した収益を得ることが出来ます。
テナントは企業がメインのため、景気動向や業績の影響を受けやすいことが特徴。
2.ホテル
オフィスビル同様、景気動向に影響されるため好景気の時に値上がりする傾向にあります。
新型コロナウイルス禍では、旅行客の減少によりホテルリートは大きく値下がりしました。
3.マンション
賃貸マンションは景気の影響を受けにくい。
また、一室あたりの賃料割合が低いため安定した賃料収入を得ることが出来ます。
一方で、景気が上向きのときは賃料を上げにくい傾向があります。
4.商業施設
都心の商業施設は、テナントの売り上げと賃料が連動する方式をとるケースが多く、
景気動向の影響を受けやすいです。
郊外の商業施設は一つのテナントを長期間一括で借り上げる形態を
取ることが多く、賃料収入が安定しやすいです。
5.倉庫
倉庫と契約をしている企業の入れ替わりが少なく、景気変動の影響を受けにくい。
比較的、安定した収益を上げやすい投資先となっています。
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